リスクマネジメントから死亡保険の必要性を考えてみよう

死亡保険

皆さんはなぜ保険に加入しているのでしょうか?

保険は「想定されるリスクで金銭的に困窮しない為の一つの手段」にすぎません

では、様々なリスクにどう対応していけば良いのか

リスクマネジメントの考え方が非常に役立ちます

今回は死亡保険を例として考えてみましょう

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リスクマネジメントとは?

リスクマネジメントって聞いた事ないんですけど、どう言う意味ですか?

リスクマネジメント

将来起こりうるリスクを想定し、リスクが起こった場合の損害を最小限に抑える為の対応

リスクマネジメントの流れ

  1. リスクを見つけだす
  2. リスクを分析する
  3. リスクの対策方法を考える

まずはどのようなリスクが想定されるかを上記の流れにそって洗い出します

リスクの対策方法

リスクの対策方法は大き分けて「リスクコントロール」「リスクファイナンス」の2つがあります

リスクコントロール

想定されるリスクを小さくする対策方法

回避策

リクスを生じさせる要因そのものを取り除く事。リスク破棄とも呼ばれる。

軽減策

リスク発生の可能性を下げる。もしくはリスクが発生した際の影響を小さくする。またはそれらの両方の対策をする事

リスクファイナンス

想定される金銭的リスクを、どの様に受け入れるかの対応方法

移転策

代表的なものが保険。受け入れきれない金銭的なリスクを第三者に対応や弁償を代わりに行ってもらう事

容認策

最小限のデメリットやリスクとなる要素を受け入れること。予防策、軽減策、移転策で対策した結果、受け入れられると判断出来る部分が残り、想定済みとして貯蓄等で対策しておく事

考えられるリスクを「リスクコントロール」と「リスクファイナンス」の考え方で対策するって事ですね!なんとなく解ってきました。

亡くなった時の死亡保険を例にすると、どんな感じですか?

死亡時のリスクを見つけだす

※下記の一連のリスクマネジメントは一般のサラリーマンを想定しています
まずは、自分が死亡した時の想定されるリスクを書き出します
  • 自分の収入がないと生活出来ない家族がいるので金銭的なリスクが高い
  • 独身で親も健康で年金収入で自立しているので金銭的リスクはない
死亡した時のリスクはシンプルにこの2点でしょうか

死亡時のリスクを分析する

小さいお子様がいらっしゃるご家庭は、遺族年金がどのくらい貰えるか把握してリスクの大きさを確認する
会社員や公務員の方は国民年金厚生年金保険から遺族年金が支給されます
平均標準報酬月額遺族年金+遺族厚生年金
妻のみ妻と子1人妻と子2人妻と子3人
月額月額月額月額
20万円7.5万円11万円12.9万円13.5万円
25万円8.2万円11.7万円13.5万円14.2万円
30万円8.8万円12.3万円14.2万円14.8万円
35万円9.5万円13万円14.9万円15.5万円
40万円10.2万円13.7万円15.5万円16.2万円
45万円10.8万円14.3万円16.2万円16.8万円
50万円11.5万円15万円16.9万円17.5万円

※「子」とは、18歳到達年度の末日(障害等級1級・2級に該当する場合は20歳未満)までの子。

住宅ローンがある方は、加入している団体信用生命保険からローン残高を支払われるので、必要額のイメージをされる場合はローン金額を差し引いて計算してください。

 

葬儀費用が掛かる
葬儀費用に関しては、事前に確認せず、病院の紹介などで葬儀会社を決めてしまうと、足元を見られて料金を高めに設定されることがあります。
事前にどれくらい掛かるか確認したり業者を決めておくと、ぼったくり業者に会うこともなく、容認策(貯金)を取りやすいのでおすすめです^ ^

死亡時の対策を考える

まずは、リスクコントロールの「回避策」「軽減策」から考える
死亡リスクを回避できないので対策なし
病気での死亡リスクを考えると、病気にならないような生活習慣を心がけることが重要。危険なスポーツを避けたり、災害の被害を受けやすい地域に住まないなども有効。
次に、リスクファイナンスの移転策」「容認策」を考える
小さいお子さんのいる家庭の遺族の生活費分は数千万単位で必要になるので、移転策(保険)が有効
葬儀費用は数十万円で補えるので容認策(貯金)で対応が有効

遺族年金をふまえた死亡時の金銭的リスクの移転策を考える

こう考えると、死亡保険が必要なのは小さいお子さんがいる家庭だけですね。

保険に加入するとして、保険の種類や保険金額、保険期間はどう考えればいいの?

収入保障保険で不足分を保険金額に設定する

平均報酬月額35万円妻と子2人の場合で住宅ローンあり
同水準の収入を確保しようと思うと、月20万円足りません、仮に住宅ローンが10万円であれば、その支払いが団体信用生命保険で支払われてなくなるので、10万円不足する事になります
平均報酬月額35万円妻と子2人の場合で賃貸住まい
同水準の収入を確保しようと思うと、月20万円不足する事になります
この足りない月額を収入保障保険で補います
収入保障保険は契約者が亡くなった翌月から、受取人の口座保険期間満了までの期間、毎月保険金額が振り込まれる保険です
収入保障保険に関しては下記の記事で詳しく解説していますので参照ください

収入保障保険の保険期間を設定する

この設定方法はお子さんが独立して就職する年齢までに保険金額を設定する事により保険料を抑えることができます。お子さんが18以上になってからは、奥様には毎月9.5万円の遺族年金に下がるので奥様が足りない収入を補う必要があります
この設定方法ではお子さんが18歳以上になった時に奥様への遺族年金額が減った場合でも、老齢基礎年金の受給までの期間まで保険金受取が続くので、専業主婦だった奥様が遺族年金で足りない部分を補うために働きに出なくても良いというメリットがあります。保険期間が長くなる分保険料は高くなります。

収入保障保険の具体例

おすすめ出来る収入保障保険「SOMPOひまわり生命の自分と家族のお守り」での具体例
住宅ローン喫煙状況契約者年齢配偶者年齢第1子年齢第2子年齢
なしなし35歳35歳5歳2歳
保険期間保険金額最低保証期間払込方式健康体料率月額保険料
20年20万円2年平準払い非喫煙者健康体2,800円

配偶者が65歳になる年齢まで

保険期間保険金額最低保証期間払込方式健康体料率月額保険料
30年20万円2年平準払い非喫煙者健康体4,980円

死亡時の経済的リスクを保険(移転策)で対応する場合は、収入保障保険で十分です。

5,000円以上死亡保険を支払っている方は、保険の入りすぎの可能性があるので見直してみましょう

死亡時の容認策を考える

生命保険1万円くらい払ってたので見直してみます。

独身の時に葬儀費用がかかるし貯金のためにと勧められて終身保険に入ってたんだけど、いらなかったのかな?

それは葬儀費用の平均額で不安を煽る保険営業の手法に引っかかってしまったのでしょう^ ^

一般財団法人日本消費者協会が行った「葬儀についてのアンケート調査報告書」によると、全国の葬儀費用の平均は約200万円とのことです
ただこのアンケートには信憑性にかけるという評判が多くあり、理由としては
  • アンケートの回答者は全国で約300人と少ない人数の平均である
  • 身内に不幸があった人を対象にしているアンケートなので、喪主に限っている訳ではない
  • 香典による入ってくる金額を考慮されていない
平均値が高くなると、保険会社や葬儀業者には都合が良い事は多いでしょう
個人的には『まるで信用できないアンケート』だと思います

葬儀費用の種類と料金の目安

容認策(貯蓄)を取るにしても、どの位費用が掛かるかを把握しておく必要があります
故人とゆかりのある友人、知人を広く招き、「通夜・告別式・火葬」までを2〜3日かけて行う形式。人数の予測がしづらいので、費用も変動する可能性があります。
料金:60万円〜
一般葬と同じく通夜から火葬までを行いますが、参列者を家族や親族、親しい友人・知人に限定して行う小規模の葬儀。少人数で行う分、飲食接待費用を低く抑えることが出来る
料金:45万円〜
通夜や葬儀・告別式を行わず火葬のみ行うお別れの形式。家族や親族に限定し一般参列者を招かないため、葬儀費用を最小限に抑えられます。
料金:18万円〜
事前の準備をしない場合、短期間で様々な事を決めないといけない状況になり、葬儀業者が勧めるままの、割高オプションがついた葬儀を行うことになります
今では、事前に葬儀の予約や支払いまで出来る業者もあります
どのような葬儀を希望するかを家族で話あい、事前にお見積もりを取っておくことをオススメします^ ^


事前に金額が解れば
貯金をして容認策を取れるし
葬儀業者や保険会社にぼったくられる事はないはずです

リスクマネジメントから死亡保険の必要性を考えた時のまとめ

以上の事からまとめますと
死亡リスクを軽減させるためには、生活習慣に気をつける事は有効
死亡リスクを軽減させるためには、災害時の被害が少ないと想定される地域に住む事も有効
死亡保険に入るときは収入保障保険
葬儀費用は容認策(貯蓄)で対応するべき
葬儀費用は事前に見積もりをして把握しておく
結論:死亡保険が必要なのは小さいお子さんがいらっしゃる家庭だけ
リスクマネジメントの観点から死亡保険の必要性な方を考えると「小さなお子さんのいらっしゃる家庭」だけです
生命保険の大好きな日本人は必要以上に加入しすぎている印象があります
この記事が死亡保険の入りすぎに気づけるようなきっかけになっていただけたら幸いです
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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