リスクマネジメントから民間医療保険の必要性を考えよう

入院保険

皆さんはなぜ保険に加入しているのでしょうか?

保険は「想定されるリスクで金銭的に困窮しない為の一つの手段」にすぎません

では、様々なリスクにどう対応していけば良いのか

リスクマネジメントの考え方が非常に役立ちます

今回は民間の医療保険を例として考えてみましょう

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リスクマネジメントとは?

リスクマネジメントって聞いた事ないんですけど、どう言う意味ですか?

リスクマネジメント

将来起こりうるリスクを想定し、リスクが起こった場合の損害を最小限に抑える為の対応

リスクマネジメントの流れ

  1. リスクを見つけだす
  2. リスクを分析する
  3. リスクの対策方法を考える

まずはどのようなリスクが想定されるかを上記の流れにそって洗い出します

リスクの対策方法

リスクの対策方法は大き分けて「リスクコントロール」「リスクファイナンス」の2つがあります

リスクコントロール

想定されるリスクを小さくする対策方法

回避策

リクスを生じさせる要因そのものを取り除く事。リスク破棄とも呼ばれる。

軽減策

リスク発生の可能性を下げる。もしくはリスクが発生した際の影響を小さくする。またはそれらの両方の対策をする事

リスクファイナンス

想定される金銭的リスクを、どの様に受け入れるかの対応方法

移転策

代表的なものが保険。受け入れきれない金銭的なリスクを第三者に対応や弁償を代わりに行ってもらう事

容認策

最小限のデメリットやリスクとなる要素を受け入れること。予防策、軽減策、移転策で対策した結果、受け入れられると判断出来る部分が残り、想定済みとして貯蓄等で対策しておく事

考えられるリスクを「リスクコントロール」と「リスクファイナンス」の考え方で対策するって事ですね!なんとなく解ってきました。

病気になった時の医療保険を例にすると、どんな感じですか?

病気になった時のリスクを見つけだす

※下記の一連のリスクマネジメントは一般のサラリーマンを想定しています
まずは、病気になった時の想定されるリスクを書き出します
  • 入院費や通院費などの医療費が掛かる
  • 病気によって働けなくなる期間が発生し収入が下がる
  • 介護状態になったの場合の介護費用や家族の労力が必要になる
  • 病気で好きなものを食べられない等の日常生活の制限が出来る

代表的なリスクはこんな所でしょうか

病気になった時のリスクを分析する

入院費や通院費などの医療費が掛かるリスクや日常生活のリスクについての分析
  • 健康保険の高額療養費制度で、1ヶ月の医療費は約9万円に抑えられる
  • 長期的に医療費が掛かる場合は、4ヶ月目からの上限額は44,400円まで抑えられる
  • 長期入院になって働けなくなった時には傷病手当金として月給の約7割支給される
  • がんなどの治療期間の長く高額になりがちな病気の医療費自己負担は50万円〜100万円程度
  • 病気が原因で自分のやりたい事が出来ない人生になってしまう

上記のリスク分析の細かい説明は下記記事でご確認ください

病気になった時のリスクの対策を考える

まずは、リスクコントロールの「回避策」「軽減策」から考える

回避策

病気に関しては生きている限りリスクはあるのでリスクの要因を取り除く事は不可能

軽減策

日頃の食生活に気をつけたり、運動する事を心がける。禁煙や禁酒。病気の要因と言われている物をなるべく避ける
次に、リスクファイナンスの移転策」「容認策」を考える
病気になった時の金銭的リスクは多く見積もって100万円。貯蓄100万円あれば病気に対する金銭的リスクは限りなく少ないので、保険に移転させる必要はない
貯蓄が100万円あれば、病気になる金銭的リスクを受け入れられる。年齢の若い方や、日常的に病気に対する軽減策を取っている方はリスクが軽減されるので、貯蓄額がもう少し低くても、病気リスクを受け入れられるという事になる

年代別入院リスクから容認策を考える

まず最初に病気になるリスクを下げるために、食生活に気をつけないといけないですね。医療保険に入ったからって病気が治るわけではないし。

本当、健康第一です。

年齢が若いと貯蓄額が低くても、病気リスクを受け入れられるってどう言う事?

 

引用元:厚生労働省H26患者調査

 

 

上の表では、年齢別の入院している方の割合が解ります

20〜24歳であれば、10.2/1318.8=0.77%

80〜84歳であれば、188.9/1318.8=14.32%

このように、若ければ若いほど入院のリスクは低くなり、例えば

今すぐ入院しそうな体調の悪い80歳の方は今すぐにでも100万円以上の貯蓄が必要なので、ない場合は保険で対応
とても健康な20歳の方は入院リスクが低いので今すぐに100万円は不要なので貯金で間に合う

20歳の方が医療保険に加入したと思って5,000円を毎月貯金していたら36歳には100万円貯金出来ています

積立定期預金を活用すれば自動的につみたて出来るので貯金しやすいと思います

医療保険は一生保険料を払い続ける必要がありますが、貯金であれば毎月5,000円を16年で入院リスクを貯蓄で補えるのです

 

入院保険の性質から移転策が正しいのか考える

確かにこうやって確率で見ると低いから貯金で補えるのは解るけど。

確率が0%でないかぎり不安になっちゃうんだよね。

移転策についておさらいすると

受け入れきれない金銭的なリスクを第三者に対応や弁償を代わりに行ってもらう事

自動車保険

人を轢いてしまったとなると、数千万円の賠償責任が発生します

そうなると、生活は間違いなく困窮してしまうので、第三者の保険会社に弁償してもらう

これが正しい移転策です

自動車保険を50年払うと、7万円×50年=350万円

自動車を乗っている以上、数千万円の賠償リスクが有る限り350万円を支払っても移転策が正しいでしょう

医療保険

大病を患ってしまうと100万円は掛かってしまします

高額療養費制度傷病手当金、障害状態になった時の障害年金、最悪の場合の生活保護

公的保険を活用すれば、自己負担額が100万円も掛らない事がほとんどです。

ですので医療保険は

生活が困窮するようなリスクではないので、移転策(保険)ではなく容認策(貯金)で対応するべきリスクなのです

医療保険を50年払うと、6万円×50年=300万円

医療保険から300万円分保険金を受け取るのには

入院200日で200万円

手術5回で100万円

平均入院日数が30日の状況でこれだけ入院して保険金を受け取るのも難しいですし

こんなに手術をするような病気に何度もなっている状態で、体力が持つとは思えません

自動車保険では自分の支払った保険料より数千万円も多く保険金を受け取っている方はたくさんいらっしゃいますが

医療保険では支払った保険料より多く保険金を受け取っている方はほとんどいません
これが保険会社が医療保険で大儲けしているカラクリなのです

リスクマネジメントのまとめ

以上のことからまとめますと

リスクマネジメントはリスクコントロール とリスクファインナスがある
リスクコントロール は想定されるリスクをどれだけ小さく出来るかを考える
リスクファイナンスは金銭的リスクを保険に頼るか貯蓄に頼るかを決める
結論:医療保険は容認策(貯金)で対応するべきリスク

私の個人的な考えでは、病気に関しては軽減策 が全てだと考えています

どれだけ良い医療保険に加入しても病気を直す事は出来ないのです

仕事柄、病気が原因で自由を奪われて、豊かな生活を送れていない方を見ることが多いです

取り返しのつかない事になる前に、「日頃の食生活を気をつけ」「禁煙に」「お酒はほどほどに」を実践してみてはいかがでしょうか?

 

この記事が医療保険を考えるきっかけになって頂ければ幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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