外貨建て保険の苦情がなぜ増えているのか?保険でお金が増えない理由

死亡保険

私は外貨建て保険のような、貯蓄型の死亡保険に魅力は感じません

生命保険協会によれば外貨建て保険の苦情が直近6年で4.3倍に急増しているようです
なぜこのような苦情の急増になっているのでしょうか?
目次にそってみていきましょう
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なぜ外貨建て保険がこんなに売れているのか?

苦情が急増しているってことは、販売数も増えているって事だよね?

なんでこんなに苦情が出るような商品が売れているの?

外貨建て保険の販売が銀行窓口を中心に大幅に伸びています。その理由は

低金利の影響で保険会社の思惑と銀行の思惑が一致した為だと思います
低金利の影響で円建て保険では収益性が悪いので、金利の高い外貨建ての保険を売って儲けたい
低金利の影響で本業での儲けが少なくなっているので、外貨建て保険を売って手数料で儲けたい
保険会社と銀行が儲けている中で誰が損やリスクを被っているのでしょうか?
もちろん保険契約者です
保険会社は外貨建ての積立利率の最低保証をうたい、為替リスクは全て契約者
銀行は高額手数料を得る代わりに、契約者は高額手数料を払いながら不利な運用を強いられる
私には、保険会社と銀行が組んで契約者を騙しているようにしか思えません
リスクの説明をほとんどせず、強引な手法で販売数を稼いでいるのが、苦情が急増した原因だと思います

苦情内容

保険会社と銀行の間でそんな思惑があったとは。

ちなみにどんな苦情が多いんですか?

どんな販売してるか苦情内容から解ると思うんで、僕も騙されないように知っておきたいです。

高齢者の契約者からの苦情が多いようで、主に

  • 元本保証だと思ったら違った
  • 預金だと思っていたら保険だった
この苦情内容からこんな販売方法がされていたと予想されます
外貨建ての最低保証を強調し、為替リスクの説明をほとんどせず元本保証の保険と思わせるような販売
定期預金より利率が良いという理由でのみで、定期預金と比較し金利の良い預金と思わせるような販売
1,000万円を定期預金に預けていただいても、お利息は1年で800円しかつきません。この豪ドル建て一時払い終身保険であれば、毎年14万円ほど受け取れます。預金にしておくのは勿体無いので当面使う予定のない資金であればこちらの保険に預けていた方がお得ですよ。ただし10年以内に解約した場合は0.5%〜5%の解約手数料が引かれます。
このような説明を受けて
保険として元本が保証され、毎年14万円のおこずかいを貰える預け先
と理解して契約したそうです
ところが、4年後解約したところ、解約手数料は覚悟していましたが
解約返戻金は860万円で140万円も目減りしていた

為替リスク

この高齢女性の理解も安易だけど、そう思わせるようなデメリットの説明のない販売の仕方はダメだよね。

でも、4年もたってから解約なのに140万円も目減りしすぎでは?

この方の場合、外貨建てでは元本割れはしておらず

目減りの一番の原因は為替レートが10円以上円高になっていた事でした
購入売却損益
1$=100円1$=110円(円安)10円の利益
1$=90円(円高)10円の損失
この高齢女性の場合
  • 契約時の為替レートが1豪ドル=85円
  • 解約時の為替レートが1豪ドル=75円
定期金で4年で40万円受け取っていたので為替レートが円高に10円動いただけで、100万円の損失が発生した事になります
逆に円安に動いていれば、100万円利益が出ていたでしょう
為替レートは過去10年間の間でも数十円単位で上下しているので、外貨建て保険はハイリスク・ハイリターン商品である

高額手数料

円安時にうまく買えれば、リターンも大きくなりそうだけど素人が安易に加入していい商品ではなさそうですね。

為替リスクだけ見たらリスクはあるけど悪い商品ではないような気がするけど?

金融庁は外貨建て保険を問題視しており
手数料が高めに設定されていて顧客に不利益があると指摘しています
契約者負担額
販売手数料8.3%〜10.2%
保険契約維持の為の費用年齢性別で一律ではないという理由で公表なし
資産運用の為の費用
契約者負担額
販売手数料2%〜3%
信託報酬(運用のための費用)1%〜2%
契約者負担
販売手数料ゼロ
信託報酬(運用のための費用)0.5%前後
販売手数料が銀行へ支払われる手数料の大部分をしめており、外貨建て保険では7%〜8%と言われています
手数料率から保険会社の外貨建て保険を中心に売ってくれ』というメッセージが伝わると思います
投資の世界ではどれだけの手数料を低く抑えられるかが成功のカギと言われる中
銀行窓口で販売されている外貨建て保険や投資信託がぼったくり商品と言われてもしょうがない手数料額と言えるでしょう
いくら金利が高いからといって、こんなに手数料を取られて有利な運用が出来るはずがありません
高額な手数料を払い、為替リスクを負う外貨建て保険はスーパーハイリスク・ハイリターン商品と言えます

まとめ

以上のことからまとめますと
低金利の影響で儲かるために保険会社と銀行が外貨建て保険を積極的に売っている
メリットだけ説明するような販売には注意
為替リスクを考えるとハイリリスク・ハイリターン商品
高額手数料を考えるとスーパーハイリスク・ハイリターン商品
結論:外貨建て保険はリスクの方が高いのでお金を増やす投資には向いてない
もうすでに外貨建て保険に加入される場合は、大きいリスクを取れない方は、契約時より円安な時期に解約をおすすめします
また長期で保険で運用を考える時には、保険会社の破綻リスクが出てきます
下記記事で説明していますので、参考にしていただければ嬉しいです
この記事が外貨建て保険を考えるきっかけになっていただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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